処理水を薄めヒラメ、アワビを飼育

 東京電力福島第一原発では、汚染水を浄化処理した後の水の海洋放出による風評被害対策として、9月から海水を大量に混ぜた処理水でヒラメやアワビなどの飼育を始める。処理水に含まれる放射性物質トリチウムの濃度を放出時と同程度の国の排出基準の40分の1未満にまで薄めた水槽と、通常の海水の水槽の二つで飼育して、成育状況を比較する。

 東電は今年3月から飼育の練習を始めていた。原発近くで採取した海水を使い、敷地内に新設した水槽でヒラメ140尾を飼育。寄生虫の影響などでこれまでに60尾が死んだ。7月21日からは、アワビ約30個も追加。練習で課題となった寄生虫を駆除するため、紫外線の殺菌装置も加えた。海藻(約2キロ)を飼育する水槽も用意し、今後採取する。

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