立て坑内の湧き水調査、処理水放出向け

 東京電力福島第一原発では、汚染水を浄化処理した後の水の海洋放出に向け、原発の護岸付近の敷地から沖合1キロの放出口をつなぐ海底トンネルの工事の準備が進んでいる。トンネル入り口となる敷地に造った立て坑内では土留め壁周辺に地下水が湧き出ていないかを、約90カ所でボーリング調査して確認する。立て坑内に設置したトンネルを掘削する「シールドマシン」も土留め壁の近くまで前進させ、7月末ごろまでに調査を終える計画。

 海底の放出口周辺の掘削作業は、7月3日に終えた。放出口にはコンクリート製の箱「ケーソン」を設置するため、約11メートル深くした。海底トンネルを含む主要な工事について、東電は原子力規制委員会の認可と福島県と大熊、双葉2町の了解を得た後に始める。

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