3号機原子炉の注水停止試験 当初3カ月予定も5日間で終了

 東京電力福島第一原発では6月14日から、3号機原子炉格納容器への注水を停止する試験が始まった。9月12日までの約3カ月間、注水を止めて、格納容器内の温度や放射性物質を含むちりの濃度の変化などを把握する計画。ただ、予定よりも早く水位が低下したため、19日に試験を中止して注水を再開した。

 事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)が原子炉内に残る1~3号機では、デブリを冷やすために注水を続けている。3号機原子炉では2021年4月にも1週間の注水停止試験を実施し、炉内の水位が約50センチ下がったものの、圧力容器底部の温度上昇幅は小さかった。

 今回の試験では、水位が格納容器底部から約4.2メートル以下になった場合は、データの確認ができなくなる恐れがあるため、注水を再開する。3月16日の地震後、水位は緩やかに低下しているため、その原因も調べる。

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