処理水放出に向け、海底掘削を開始

 東京電力は、福島第一原発の汚染水を浄化処理後も放射性物質トリチウムが主に残る水の海洋放出に向けて、沖合1キロに放出口を造るため海底掘削を5月5日から始めた。40メートル四方の範囲を最大深さ10メートル掘って整地し、地盤を安定させる。放出口は、原発港湾部の敷地から掘り進める海底トンネルの出口。処理水は海水で薄めてからトンネルを通じ、海に処分する計画。東電は既に、港湾部の立て坑内にトンネルを掘る大型機械「シールドマシン」を設置しており、地元自治体の了承を得た後すぐに着工できるよう準備を整えている。

 3月の地震で運用開始が遅れていた、伐採木を燃やす増設雑固体廃棄物焼却設備が11日深夜に稼働。だが13日朝に設備の不具合が確認され、東電は運転を止めて原因を調べる。

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