解けた凍土壁、鋼管や鋼矢板を打ち込み止水試す

 東京電力福島第一原発では、1~4号機建屋周囲の地中に造った凍土遮水壁(全長1.5キロ)の解けた部分に、地下水流入を防ぐため地中に鋼管8本を打ち込んだ。作業は6~13日。鋼管は直径35センチ、長さ最大6メートル。壁の外側に打ち込み、幅約4メートルの壁にした。地中温度は0度以下となったが、東電は止水が十分ではないとして鋼矢板も打ち込む。

 凍土壁が解けたのは4号機南西側と排水用地下トンネルの交差地点。9月中旬以降に0度を超え、10度以上になったこともあった。

 凍土壁は、事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)が残る原子炉建屋への地下水流入を防いで汚染水の発生量を抑えるため、2017年から運用。当初は21年ごろまでに汚染水発生を止める計画だったが、長期運用に入っている。

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