処理水放出向け、海底トンネル建設へ調査開始

 東京電力福島第一原発では、汚染水を浄化処理した後の水を海へ放出する計画を進めるため、11月27日から沖合1キロの放出口までをつなぐ海底トンネルの建設に向けた調査が始まった。東電は来年3月までに、5号機東側の海沿いの敷地で処理水を一時的にためる立て坑を設置する穴を掘る。立て坑から放出口をつなぐ海底トンネルの建設時期は未定。

 事故時に1号機原子炉格納容器内にたまった汚染蒸気の放出(ベント)に使った配管の撤去は、10月下旬に始まる予定だったが、大型クレーンの故障で作業開始が見通せない。配管は1、2号機排気筒から延びる主排気ダクトに沿うように設置されており、直径30センチ。内部が高濃度に汚染されているため、クレーンで切断装置をつるして遠隔で作業する。

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