凍土遮水壁の一部が解けたか 東電が原因を調査

 東京電力福島第一原発では、1~4号機建屋周囲の地中を凍らせて、汚染水増加につながる地下水の建屋への流入を抑えるために造った凍土遮水壁の一部が解けている可能性がある。東電が10月28日発表した。壁の内外での地下水の水位差に大きな変化はなく、広報担当者は「壁の機能は維持されている」と説明した。地中の温度上昇は8月下旬から確認され、9月下旬以降は10度以上になることもあったが、公表していなかった。

 温度が上昇したのは、4号機南西側の凍土壁と排水用地下トンネルが交差している地点。コンクリート製トンネルに凍結管が貫通している。貫通部分は補強しているがひびなどが入って、水が地中に漏れて温度上昇につながった可能性があり、東電が調査を進める。

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