2年以上遅れている1号機原子炉内調査、12月にも開始

 東京電力福島第一原発では、1号機の原子炉格納容器内の調査に向けた準備がようやく進み、東電は12月にも炉内に溶け落ちた核燃料(デブリ)の調査を始める。当初は2019年度前半の開始を計画していたが、ロボットを入れるための経路確保の作業でトラブルが相次ぎ、調査開始が2年以上遅れている。

 1号機は格納容器内の水位が高く、潜水できるボート型ロボットを投入する。ロボットを入れるためのガイドパイプも設置。準備作業では19年4月に、格納容器の二重扉に穴を開ける際に現場の放射性物質の濃度が一時的に上昇し、工法の見直しを迫られた。20年9月には扉の先に複数の配管があり、ガイドパイプの邪魔になることが判明。9月中に配管を切断し、干渉物を撤去した。

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