劣化容器の交換遅れ 高線量汚泥を保管

 東京電力福島第一原発では、汚染水を浄化処理した後に出る放射性物質を濃縮した汚泥の保管容器の交換が遅れている。劣化が特に進んでいる高線量汚泥が入った31基を新しい容器に移し替える作業は、当初8月から始める予定だった。だが、線量の低い汚泥が入った2基で試験的に交換作業をした際、排気フィルターが複数損傷していたことが判明。作業員の被ばく対策の見直しも必要となった。

 汚泥は、多核種除去設備(ALPS)の処理で出る。東電はポリエチレン製容器(HIC、容量2.6立方メートル)に入れ、コンクリート製の箱に収容している。容器は9月16日時点で3862基。うち31基が既に劣化して漏出リスクが高く、さらに2年以内に56基がリスクが高い状態となると見込まれている。

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