福島第一原発事故後も続く原発の新増設計画

 世界最悪レベルとなった東京電力福島第一原発事故から10年が過ぎたものの、電力各社は福島事故前からある原発の新増設計画のほとんどを維持したままだ。8原発11基の新増設計画のうち3原発3基は着工済みで、中国電力島根原発3号機(島根県)は完成間近。政府は原発の新増設に慎重な姿勢だが、菅義偉首相が2050年の温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」実現を目標に掲げてから、自民党内で「発電時に二酸化炭素を排出しない原発は不可欠」と新増設やリプレース(建て替え)を求める声が高まっている。 (小川慎一)

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