高線量汚泥の保管容器31基が寿命、8月から交換

 東京電力は、福島第一原発で汚染水を浄化処理した後に出る放射性物質を濃縮した汚泥の保管容器31基が、放射線で劣化が進んでいるとして、8月から1週間に2基のペースで新しい容器に交換する。多核種除去設備(ALPS)の処理で発生した高線量汚泥は、ポリエチレン製の容器(HIC、容量約2.6立方メートル)に入れ、コンクリート製の箱で保管している。4月時点で約3000基ある。

 東電はこれまで、2025年以降に17基の容器の吸収線量が劣化の目安を超えるとしていた。しかし、原子力規制委員会は汚泥が底部に沈み高密度になっている影響を踏まえれば、既に31基が目安を超え、2年以内にさらに56基が漏れ出るリスクが高い劣化状態になると指摘。これを受けて東電が対応を早めた。

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