原発事故から10年 東電社長「責任を全う」と訓示

 東京電力福島第一原発の事故は11日、発生から10年となった。東京本社で小早川智明社長は「10年を区切りとせず、事故を風化させることなく福島への責任を全うしよう」と訓示した。式典は開かず、訓示を社内で放映。新型コロナ対策で原発に行かず、報道向けには「復興と廃炉の両立に取り組む」とコメントを出したが、取材に応じなかった。

 福島第一では、制御棒など高線量の廃棄機器を保管する「サイトバンカ建屋」のプールの調査が始まる。事故後初めて。プールの水を浄化後、水中ロボットを投入する。プール容量は4200立方メートルで、570立方メートル分の機器を保管中。1~6号機の使用済み核燃料プールに保管されている高線量機器(255立方メートル分)を移送する計画がある。

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