関電の稼働原発がゼロに 大飯4号機が定期検査で停止

 関西電力は11月3日、営業運転中の大飯原発4号機(福井県おおい町)を定期検査のため停止し、関電で運転中の原発は3年半ぶりにゼロになった。高浜原発3号機(福井県高浜町)が12月下旬に運転再開するまでおよそ1カ月半、ゼロが続く見通し。全国で運転しているのは九州電力玄海原発4号機(佐賀県)のみ。(今井智文)

 新規制基準下で再稼働した関電の原発は、大飯3、4号機と高浜3、4号機の計4基。しかし、テロ対策の「特定重大事故等対処施設」(特重施設)が期限までに完成しなかったため高浜3号機が8月、4号機は10月からそれぞれ運転できなくなった。さらに、大飯3号機に定期検査で配管の損傷が見つかったため、計画通りの運転再開ができないでいる。

 大飯4号機は、13カ月の営業運転を終えての定期検査。関電によると、原発が1基停止で火力発電の燃料費などで1カ月に25億~35億円の費用増となる。

 全国では、九電川内原発(鹿児島県)の2基が特重施設の未完成で停止。四国電力伊方原発3号機(愛媛県)は1月に広島高裁が運転禁止の仮処分決定を受け、運転することができない。

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