福島第一1、2号機排気筒の解体が最終盤

 東京電力福島第一原発では、1、2号機建屋そばに立つ排気筒の高さを半分にする解体作業が最終盤を迎えている。4月26日午前6時前ごろに22ブロック目の切断を完了し、筒本体の切断は残り1ブロックのみとなった。高さは、120メートルから既に半分の60メートル近くとなっている。昨年8月に始まった作業はトラブルが相次ぎ、東電は解体完了の時期を当初計画の今年3月中から5月上旬に延期した。
 4月28日には、筒本体に付属する配管や鉄塔の支柱部分の斜め材の切断を終えた。筒本体の切断は早ければ4月中に終わる見通し。
 順調に作業が進めば、筒頂部に雨水の流入を防ぐためのふたをして作業を完了する。ふたは重さ3.2トン。天板は鋼鉄枠に透明のポリカーボネート板がはめられている。クレーンでつり上げて筒内部にはめ込み、上部の治具を押し込むと、突っ張り棒が筒内部に押し当てられてロックする仕組みとなっている。

高さが半分近くまで解体された1、2号機排気筒(右側)=2020年4月26日、東京電力福島第一原発のライブカメラ映像より
福島第一原発 排気筒22ブロック目切断(4月26日)
4月26~28日の排気筒の変化

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