本紙が実走して測定 福島・楢葉町の放射線量 

 福島県楢葉町は、東京電力福島第一原発事故による避難指示が解除されて3年半がたった。人口は事故前の半数以上に回復し、商店も増えつつある。そんな町の放射線量はどうなのか。本紙は3月下旬、300キロ超にわたって町内を車で走り、線量分布を調べた。
 人口が集中する地域は、おおむね毎時0.2マイクロシーベルトを下回っていた。常時、個人線量計を携帯する宝鏡寺の早川篤雄住職の実測データが示す通り、同町では一般人の年間被ばく線量限度(1ミリシーベルト)を下回るようになってきた可能性が高い。
 ただ、富岡町に近い北部地域は0.3マイクロシーベルトを超える地点が多かった。早川住職のデータでも、稲刈りなど農作業をした際は線量がやや上がっている。今後、農業が本格的に再開された場合、農家の被ばくについては課題も残る。(山川剛史)

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