東京電力は13日に実施した福島第一原発2号機の炉内調査で撮影した映像を公開した。その内容を速報
主な調査範囲は格納容器の底で、範囲はホームベースほど。底部面積の2%ほどにすぎない。
これまでの調査で、底には核燃料集合体の一部のほか、小石や泥のように見える大量の堆積物がたまっていることが確認されている。今回は、握りこぶしほどの大きさの装置を下し、先端のアームで堆積物をつかみ、硬さや固着しているのかどうかを主眼に調べた。
底では6カ所を調べ、小石状や部品の一部らしきもの5カ所は動かせることを確認。泥のように見えた地点は、硬く、つまんでも動かなかった。
いろいろな性状のものが堆積していることが確認されたが、現時点ではそれ以上のことは分からない。東電は今後、アーム式の調査装置も投入し、内部の放射線分布やレーザーによる測定などを予定している。