排気筒の解体試験を公開 福島第一1、2号機

 東京電力は19日、傷みが激しい福島第一原発1、2号機排気筒(高さ約120㍍)の解体に向け、実物大模型による実証試験を報道陣に公開した。廃炉作業のリスクを減らすためで、来年3月ごろから半年かけ上半分を解体する。

実物大の模擬排気筒の先端に専用機器を取り付け、筒側面のはしごをロボットアームで切断
排気筒解体に向け、広野町で進行中の実証試験の模様を動画にしました(2分20秒)

解体本番は120メートル上空

 排気筒は事故発生当初、原子炉が壊れるのを防ぐため、放射性物質を含む蒸気を放出するベント(排気)で使われ、内部が高濃度に汚染されている。
 試験は、福島第一の南約20㌔の設備メンテナンス会社「エイブル」(福島県広野町)の敷地で続いている。直径3㍍強の排気筒上部から、同社が発案した専用の切断装置をクレーンで差し込み、回転のこぎりやペンチで筒身や支柱などを切断。23個に分割して地上に下ろす計画だ。この日、排気筒のはしごを切断する様子が実演。ロボットアーム先端のペンチで部材を切断した。 (山川剛史)

切断したはしごをロボットアームでつかみ、地上に下ろす

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