東京湾の放射能汚染は今 ~千葉・花見川編~

 東京電力福島第一原発から放出された放射性セシウムは、東京湾にどれくら残留しているのか。本紙独自の調査は5回目となる。まずは同湾に注ぐ主要河川のうち、最も影響が残る千葉県の花見川河口の状況を報告する。
 昨年の調査で、濃度が高めの地点が東京寄りに広がっていたため、今回は採取地点を13地点から19地点に増やした。濃度の高い地点は河口から600メートルほどの範囲に限られ、全体的にも濃度は昨年と同レベルと分かった。
 ただ、5回の濃度変化をグラフにしてみると、下げ止まりのような状況もうかがえる。1月に実施した上流部の調査でも、1キログラム当たり最大507ベクレルのセシウムを含んだ堆積物が確認されている。今後も大雨時などに上流から運ばれてくることが予想される。
(本紙: 山川剛史、小川慎一  協力:関東学院大 鎌田素之准教授)
 

2018年10月10日付 東京新聞「こちら原発取材班」
採取の様子などを収めた動画(2分09秒)

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