北海道地震で泊原発が一時外部電源喪失 伊方3号機は10月27日に再稼働へ

 9月6日に起きた最大震度7の北海道地震に伴う道内全域の停電で、北海道電力泊原発が一時的に外部電源を失った。原発がある泊村は、震度2。泊1~3号機は新規制基準の審査中で稼働しておらず、原子炉に核燃料はない。プールに保管中の使用済み核燃料は、非常用ディーゼル発電機6台を使って冷却を継続。外部電源は約9時間半後に復旧した。
 四国電力伊方3号機(愛媛県)は、広島高裁の仮処分決定で9月末までの運転禁止命令を受けていたが、高裁が9月25日に四電の異議を認めて、決定を取り消した。これを受けて、四電は10月27日に再稼働させる方針を示した。
 原子力規制委員会は、建設中の中国電力島根3号機(島根県)の新基準審査を始めた。東京電力福島第一原発事故当時に建設中だった原発の審査は、電源開発大間原発(青森県)に次いで2例目。
 大間原発の建設工事の再開は、当初予定よりも2年遅れて2020年後半に。26年度ごろの運転開始を目指しているが、約4年続く審査の終わりは見通せない。
 11月末に運転期限40年を迎える日本原子力発電の東海第二原発(茨城県)は、新基準適合が正式に決定。最長20年の運転延長にもめどが付いている。
 東北電力の原田宏哉社長は、運転停止中の女川1号機(宮城県)について「廃炉も選択肢の一つとして検討している」と初めて言及した。運転開始から34年が経過しており、運転延長を目指すか、廃炉とするのかが課題となっている。

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