津波対策前倒し、開口部ふさぐ

 東京電力は、福島第一原発の津波対策を前倒しする。原子炉建屋が津波に襲われた場合、引き波で地下にたまる高濃度汚染水が流出する恐れがある。このため、ハッチや階段がある開口部122カ所をふさぐ作業を進めている。危険性が高い2、3号機の11カ所は、2020年度末までとしていた作業完了時期を、半年程度前倒しする。4号機の開口部9カ所も追加でふさぐ。
 政府の地震調査研究推進本部は昨年12月、北海道太平洋側の千島海溝沿いでマグニチュード8.8以上の超巨大地震が「切迫している」と長期評価を公表。東電の想定では、この地震による津波は高さ最大10.1メートル。原子炉建屋の敷地が最大1.8メートル浸水する可能性があり、対策を早めた。

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