福島・富岡町の「復興拠点」は今

 東京電力福島第一原発事故から約7キロのJR常磐線夜ノ森駅周辺(福島県富岡町)には、いまだ許可なく立ち入れない帰還困難区域が広がる。早期に避難指示を解除する「特定復興再生拠点区域」(復興拠点)の整備に向け、本格除染が今月から始まった。双葉、大熊、浪江の3町でも同様の試みが始まっている。
 夜ノ森駅前には住宅街が広がり、帰還困難区域の面積は富岡町の1割強なのに、約3割の住民が暮らしていた。
 今後5年で除染などをし、まずは復興拠点内は住めるようにし、10年内には町内全域での避難指示解除を目指す。ただ、放射線量は避難指示が解除された地域も含めて高く、人口も原発事故前の5%ほど。先行きは見通せない。 (山川剛史)

帰還困難区域の動画(JR常磐線夜ノ森駅周辺)。2018年7月撮影)
夜の森桜トンネルの途中に設けられたバリケード。その先が帰還困難区域
夜ノ森駅の現状(2018年7月撮影)
事故前の夜ノ森駅前(仙台市在住の宇佐美雅則さん提供)
駅前の大通り。雑草が茂っていた
駅前の民家。大震災の傷跡がそのまま

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