福島・飯舘村 山菜のセシウム汚染は今

 福島県楢葉町に続き、本紙は飯舘村で、東京電力福島第一原発事故による山菜の放射性セシウム汚染の実態を調べた。飯舘村の伊藤延由(のぶよし)さん(74)と杉岡清光さん(77)が協力。採取地は原発から30キロ以上離れているが、事故当時の風向きや雨の影響で汚染度が高い。山に一歩足を踏み入れると、放射線量は毎時1マイクロシーベルトを優に超え、土のセシウム濃度も、廃棄物なら分別処分が求められる基準値(1キロ当たり8000ベクレル)を大幅に超える地点がほとんど。山菜の汚染度も楢葉町より格段に高かった。
 6種の山菜を調べ、食品基準(1キロ当たり100ベクレル)を下回っていたのは「山菜の王様」とも呼ばれるシドキと、タラの芽のみ。コシアブラはけた違いに高く、ゼンマイやコゴミ、ワラビも、ゆでたり重曹であく抜きしたりしても、食品基準を大幅に上回っていた。 (山川剛史)

楢葉町と飯舘村での山菜採取や試料調整、測定の様子

関連記事