原発事故から7年 福島・浪江町の様子

 常磐道の東側のみ避難指示が解除された福島県浪江町。解除から1年以上がたったが、居住者は住民登録者の3%ほど。自動車の車外(高さ1メートル)に線量計を取り付けて調べると、海側の請戸(うけど)地区の放射線量は低いものの、市街地近くに高線量の地域が残る。山側に行くほど線量が高く、いまだ汚染度の高いスポットが点在する。
 スーパーはなく、住民からは「帰還してもあまりにも不便で、また避難先に戻った人も多い」との声が聞かれた。(山川剛史、内田淳二)

福島第一原発事故後もウシの飼育を続けてきた「希望の牧場」。広大な牧草地には多くのウシが草をはんでいた
立野地区の林を走ると、急に線量が上がる地点があった。その地点の土壌を調べると、1キログラム当たり2万7908ベクレルと、厳重管理が必要な基準(同8000ベクレル)の3倍超のセシウム濃度があった
夜8時すぎ、JR常磐線の陸橋から浪江駅周辺を一望。作業員向けのアパートを除けば、それ以外はほとんど明かりは見つけられなかった
高瀬川の南側には、飛び地の帰還困難区域がある。1本の道は通行可能だったが、線量は1マイクロシーベルト前後。路肩の土を調べると、同5万584ベクレルあった
今も津波の痕跡が残る請戸地区。線量は低いが、荒涼とした光景が広がっていた

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