関西電力大飯3号機、九州電力玄海3号機が再稼働。四国電力伊方2号機は廃炉が決定

 関西電力大飯(おおい)3号機(福井県)と九州電力玄海3号機(佐賀県)が3月に再稼働した。玄海3号機は運転再開1週間後、配管から微量の蒸気漏れが確認され、発電と送電を停止。放射性物質の漏れはなく、原子炉は止めていない。九電によると、配管に直径1センチの穴が見つかったため、同じ用途の配管15本を交換する。
 今回のトラブルで、5月を目指している玄海4号機の再稼働の時期が遅れる可能性がある。また、大飯4号機も5月に再稼働する計画。
 四国電力は、伊方2号機(愛媛県)の廃炉を決定。運転期限40年が迫る中、新規制基準の適合や運転延長のためには多額の対策費用がかかり、稼働させても採算が合わないと判断した。
 11月末に運転期限40年を迎える日本原子力発電(原電)の東海第二原発(茨城県)は、新基準と運転延長の可否の審査が遅れている。期限に間に合わなければ、廃炉となる。また、原電と周辺自治体が新協定を結び、再稼働の前提となる地元同意の範囲が、原発がある東海村以外に、水戸など30キロ圏内の5市にも拡大した。

※「全国の原発の状況」の紙面は、3カ月に1度掲載しています。

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