写真グラフ/地上から見た福島第一原発

 東京電力福島第一原発事故から間もなく7年となる。発生当初と比べて現場はかなり片付き、敷地内のほとんどは全面マスクや防護服なしで歩ける環境になった。
 作業員の努力により、4号機の核燃料はすでになくなり、3号機でも秋には使用済み核燃料の取り出しが始まる予定だ。
 ただし、1号機は原子炉建屋上部に大量のがれきが残り、格納容器上の分厚いコンクリートのふたがずれ落ちている。2号機は高線量のため、調査もままならない。
 最大の難物である炉内に溶け落ちた核燃料(デブリ)も、調査は進んできたものの、まだ正確な状況はつかめていない。(文と構成・山川剛史、写真・内山田正夫)

2月28日 8面「こちら原発取材班」
①敷地中央を東西に走る通称「大熊通り」。1~4号機はがけ地を約25㍍も削って造られた。急坂はそのことを示している
②1号機前から南方向。がれき撤去時の粉じん飛散を防ぐ散水機を、作業員が片づけていた
③2号機(手前)には調査用の前室が設置。3号機では今秋、使用済み核燃料の取り出しが始まる予定で、上部のドーム内にはクレーンなどが収まっている
④1号機原子炉建屋上部。まだ大量のがれきが残る
⑤3号機北側。水素爆発で壁は崩落、下部には津波の痕跡が残る
⑥奥の丘には、大量の廃炉ごみや土砂を集積する施設を造る
⑦建屋周辺を除けば、通常服と防じんマスクで歩けるようになった
ボルト締め型タンク上では、作業員が解体に向け残水処理などをしていた
⑨5号機の圧力容器直下。大きく損傷した1~3号機では、この狭い空間の調査に多大な多大な労力を要している

関連記事