東京電力は福島第一原発2号機の原子炉内にカメラ付きのパイプを挿入し、内部の撮影に成功した。昨年1月の調査に続く第2弾。カメラは何をとらえたのか。公開された画像(提供:国際廃炉研究開発機構)を基に、本紙は独自に画像を処理し、溶け落ちた核燃料(デブリ)とみられる物体の様子を報告する。(山川剛史)
※画像をクリックすると拡大できます。
今回公開された動画は4分弱でしたが、実際の調査では8時間分の映像が収められたそうです。国際廃炉研究開発機構(IRID)に問い合わせたところ、同機構も、動画の各コマを貼り合わせ、広い画像に再現していく作業を進行させているとのことでした。
縦方向にパン、横方向にパン--という感じに多方向にカメラを動かして撮影しているので、何カ月かすると、かなり広域に格納容器内の様子が再現されるかもしれません。
炉内の様子が分かっただけで廃炉は進みませんが、重要な情報になります。