完成近づく「かみのせきまるごと博物館」

 中国電力が計画を進める上関原発の予定地周辺は、国の天然記念物カンムリウミスズメなど多様な希少種が生息する。豊かな自然を後世に残す活動拠点にしようというのが、今回の「かみのせきまるごと博物館」構想。来年1月14日のプレオープン(本格オープンは同3月予定)に向け、古い民家の大改装が進む。
 「上関の自然を守る会」の高島美登里共同代表(65)は、海に触れる活動を支える地元漁師らと協議を重ね、民家の改装内容から、約800万円の資金調達(寄付やクラウドファンディング)まで構想を練った。改装には、職人だけでなく、アパレルメーカー「パタゴニア」のボランティアや山口大の学生、個人も加わっている。
 高島さんは「協力してくれる皆さんの笑い声が建物に染み込み、きっと訪問者に伝わると思う。地元の方々とのコミュニケーションの場、子どもたちが歓声を上げてくれる場所にしたい」と話した。(山川剛史)
 

上盛山展望台から
田ノ浦海岸。原発建設のため、右側の浜、海も広く埋め立てる計画

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