東京電力福島第一原発事故で、通行止めとされてきた国道114号(常磐道浪江インターチェンジ付近から川俣町境までの約27キロ)が9月20日、自動車で通行できるようになった。浪江町と福島市を結ぶ幹線道路の復旧。便利になる一方、放射線量の高い帰還困難区域を抜ける。9月29、30日、現地を走って調べた線量を、国公表のデータとともに報告する。(山川剛史、宮尾幹成)
自動車のサイドミラー(地上1メートル)に線量計を設置。時速40キロ前後で走行し、200メートルごとに位置情報と線量を車内のタブレット端末で自動記録した。
車内にも線量計を置いた。解除された区間を通過時(約1時間)の積算線量は、2マイクロシーベルトだった。