ふくしま作業員日誌/47歳男性 蒸し暑さ尋常じゃない

 夏は熱中症対策でサマータイムになるので作業は明け方に始まり、午前中には終わる。昼夜逆転の生活になり、眠れなくて毎年、体がきつい。それで元請け会社が今年はサマータイムをやめようかと言っていたが、七月に入って朝の八時に三〇度を超える日が続いた。あまりに暑くて、これじゃ作業にならないと、結局サマータイムをやることに。お盆休みを挟み気温は少し下がったが湿度が高い。蒸し暑さは尋常じゃない。
 明け方の作業だと体感温度が随分下がる。それでも水回りの作業で厚手のかっぱを着る日は大変。下着、防護服、かっぱ…と、重ねて着るだけで汗が噴き出す。お盆休み明けの作業で久しぶりに装備をつけると特につらい。全面マスクの中に汗がたまり、チャプチャプ音をたてる。下向くと汗が目や口に入るから、なるべく下を向かない。作業中に立ちくらみがして、やばいと感じることもある。
 一度休憩してまた作業に入る時もあるが、夏はとてもじゃないけど二度入るのは無理。作業が終わるころは汗でぐちゃぐちゃ。かっぱを脱がせてもらうと一気に楽になる。ゴム手を外すとジャバーっと汗が落ちる。休憩所でマスクを外し、クーラーの効いた所でスポーツ飲料を飲むと、水分がじわじわと体に染みてくる。この時が天国。
 前の日に寝不足だったり、飲みすぎたりすると、あっという間に熱中症になる。現場に出て十分とか十五分でなるからびっくりする。早く寝ようと思うけど、早い時間にはなかなか眠れない。 (聞き手・片山夏子)

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