20分間、建屋の高濃度地下水が、地下水位を上回る

 福島第一原発4号機近くの地下水位が低下し、原子炉建屋地下にたまった高濃度汚染水の水位を約20分間下回った。汚染水が外部に漏れる可能性もあったが、東京電力は当初、水位計の故障と誤認していた。
 建屋にたまる汚染水の方が、地下水位より高くなると、汚染水が外部に漏れる恐れがある。このため、常に地下水位の方が高くなるよう調整するのがルール。
 2日夜、井戸の地下水位低下を知らせる警報が鳴った。周辺の井戸では水位変化がなく、東電はいったん水位計の故障と判断した。だが3日午前に水位計は故障していなかった。水位が逆転した時間は短く、井戸の地下水を分析しても、漏れを示す放射性物質濃度の上昇はなかったという。

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