3号機の核燃料はいま

使用済みの取り出し準備は着々 炉内調査はこれから

 東京電力福島第一原発では、3号機原子炉内の炉内ロボット調査が近く実施され、1号機でもプールがある建屋上部の調査が進む。いま炉内やプールはどんな状況なのか。3、2、1号機の順に最新の情報をお伝えする。
 3号機の格納容器内は下部の損傷が少ないとみられている。溶け落ちた核燃料(デブリ)の多くが水中にあって安定度は高いが、裏を返せば調査が難しい。
 潜水ロボを有線操縦し、圧力容器下まで進ませ、炉やデブリを撮影する計画。炉内は暗く、小さなカメラの画像を頼りに、配管や足場をよけて目的地にたどり着くのは容易ではない。
 一方、プールの使用済み核燃料566体の取り出し準備は進んでいた。本社ヘリから見ると、プール上に大量に積もっていたがれきは片付き、取り出しに使う2台のクレーンを設置する土台が完成に近づいていた。クレーンを覆うかまぼこ状のカバーの搬入も始まった。スムーズにいけば、使用済み核燃料の取り出しが始まるのは2018年度中ごろとみられる。
 (荒井六貴、山川剛史)

炉内の潜水ロボット調査は週明けにも

 格納容器に、貫通部から「ミニマンボウ」と呼ばれる小さな潜水ロボを入れる調査は、早ければ週明けの18日から始まる見通しです。水中(といっても高濃度汚染水ですが)を進み、うまくいけば圧力容器の下部がどうなっているか、格納容器の底に溶け落ちた核燃料(デブリ)がどうなっているかなどが撮影できるかもしれません。
 ロボットは直径13センチの小型(できるだけ格納容器の穴を小さくするため)で、内部にはライトとカメラ、線量計を装備しています。どうなりますでしょうか。判明しだいご報告します。

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