本紙が実走調査でつくった楢葉町、富岡町の線量マップ

本紙が車で実測した福島県楢葉町と富岡町の線量マップ

 原発取材班は、東京電力福島第一原発事故による政府の避難指示が解除されて一年半がたった福島県楢葉町と、4月1日に解除される富岡町を車で走り、空間放射線量の状況を調べた。
 調査は、1月11日、2月1、2日の3日間、車で2町の住民の帰還状況(3月22日付掲載)を調べるのと同時に実施した。
 住民が事故前の一割ほど戻った楢葉町では、北部を除けば、おおむね毎時0.2マイクロシーベルトを下回っていた。除染のほか、セシウム134が3回の半減期を迎え、9割近く濃度が減ったことが大きい。ただ除染が行き届いていない山間部や福島第一に近づく北部は、やや高めの傾向があった。
 一方、富岡町は、楢葉町より一段線量が高い。年間の被ばく線量を、一般人の限度値(1ミリシーベルト)以下に抑えるためには、毎時0.23マイクロシーベルト以下であることが目安。中心市街地では微妙なところで、桜並木で有名な夜ノ森一帯は帰還困難地域との境目にあり、線量はさらに高かった。

調査方法

 車のサイドミラー(ちょうど地上1メートルの高さ)に小型の線量計を取り付け、200メートルごとに放射線量と衛星利用測位システム(GPS)データを自動的に記録した。使用機器は、センサーはエコテスト・ガンマサピエンス、記録はブルートゥースでリンクさせたスマートフォン

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