2012年 東日本大震災から1年 「核の火」 暴走の果て

 東京電力福島第一原発事故は、津波で電源を失った三つの原子炉が同時並行的にメルトダウン(炉心溶融)を起こす前例のない事故だった。事故現場では、爆発で崩れた建屋が無残な姿をさらし、豊かな森は伐採され、汚染水を処理した水をためるタンク置き場に変わった。事故を招いたのは、原子力に対する国や電力会社の考えの甘さ。無人の町、荒れた農地、そして長期にわたる廃炉作業が残された。

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