溶けた核燃料で穴? 格納容器内530シーベルト 

福島第一2号機格納容器で撮影された穴。溶け落ちた核燃料で鉄製の足場が溶けた可能性がある(東電提供)

530シーベルト 格納容器内で計測

 東京電力は二日、福島第一原発2号機の格納容器内部を撮影した画像を分析した結果、推定で最大毎時五三〇シーベルトを計測したと発表した。二〇一一年三月の事故後、格納容器内で測定した最大の線量という。人が直接浴びればほぼ即死する線量で、溶け落ちた核燃料(デブリ)を取り出す作業で、最大の障害になる。
 東電は「画像の解析によるもので、実測ではない。今後の調査で線量を測定する必要がある」としている。これまでの最高値は、2号機内部で一二年に線量計で計測された毎時七三シーベルトだった。
 東電によると、カメラで撮影した画像が放射線で乱れている様子から線量を分析した。
 毎時五三〇シーベルトは、原子炉を覆う圧力容器を支える台座の手前約二メートル付近の空間で計測。圧力容器下の空間入り口付近では同二〇シーベルト、格納容器の壁付近では同三〇シーベルトだった。線量計で直接測っていないため、誤差も大きいという。
 圧力容器の下にある金網状の作業用足場の一部が、約一メートル四方にわたって落ち込んでいるのを新たに確認した。金網周辺の柱にも付着物が見つかった。東電によると、圧力容器を突き抜けたデブリが柱を伝って溶け落ち、足場を溶かした可能性がある。

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