タンク満杯は2022年秋以降に

 東京電力福島第一原発では、汚染水を浄化処理後の水を保管するタンク容量の満杯時期が、これまでの「2022年夏ごろ」という想定よりも先の秋以降になる見通しとなった。福島第一廃炉推進カンパニーの小野明最高責任者が、1月28日の記者会見で明らかにした。

 汚染源がある原子炉建屋などに入り込む地下水を減らせていることや、建屋内への雨の流入を防ぐために屋根の補修が進み、汚染水の発生を抑制。20年は集中的な大雨も少なく、汚染水の発生量は1日当たり約140トンと、目標の150トン以下に抑えることができた。東電は今後、満杯時期を精査する。

 処理水について、政府は海洋放出処分を検討しているものの、方針決定の時期は未定。放出の場合、設備の準備に2年程度かかる。

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