本紙が実走して測定 福島・浪江町と葛尾村の放射線量は<福島第一原発事故10年>

 本紙は昨年11月、山間地で帰還困難地域が残る福島県浪江町と葛尾村の線量測定を実施し、マップにまとめた。
 浪江町では、JR常磐線の東側ではおおむね毎時0.2マイクロシーベルトを下回っていたものの、山側に向かうにしたがって線量が上がる傾向はこれまで通りの状況だった。
 帰還困難区域内では、除染が進んだ地点は線量が毎時1マイクロシーベルトを下回る地点も出てきたが、まだまだ厳しい状況だった。
 特に双葉町境近くの大堀地区では、路肩のコケに放射性物質が高濃度にたまっている地点が点在。コケの直上1メートルで測定すると、最大で毎時13.6マイクロシーベルトあった。
 葛尾村の避難指示が解除された地域では、山中の道を除けばほぼ毎時0.2マイクロシーベルトを下回るレベルだった。北東部の帰還困難区域では、道路脇の山林のほか農地の除染が進んで線量はかなり下がったが、浪江町境近くは毎時2マイクロシーベルト超の地点が多かった。(山川剛史)

浪江町の山側と葛尾村での調査の様子をまとめた動画

関連記事