1号機デブリを3時間監視できず

 東京電力福島第一原発1号機では11月12日、事故で原子炉内に溶け落ちた核燃料(デブリ)が再臨界していないかどうかの監視が、約3時間できなくなった。東電によると、監視機器の点検中、作業員が緊急停止ボタンを誤って押したことが原因。監視再開までに、敷地内の放射線量に変化は確認されなかった。

 12日午前11時12分ごろに、原子炉格納容器内から窒素ガスを排出するファンが停止。核燃料の状態をガスに混ざる放射性物質で把握しているが、ファン停止で監視不能となった。午後2時40分、監視できる状態に戻った。

 炉心溶融が起きた1~3号機では、デブリ冷却のため注水を継続。放射線により発生する水素が充満して爆発につながらないよう、窒素を入れて水素濃度の上昇を抑えている。

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