海抜11メートルの防潮堤が完成

 東京電力福島第一原発では、北海道東部沖の千島海溝沿いで起きるとされる巨大地震に備え、1~4号機の海側に海抜11メートルの防潮堤(全長約600メートル)が完成した。2017年に政府の地震調査委員会が公表した長期評価を踏まえ、東電は最大10.3メートルの津波を想定。昨年9月から、高さ1.7メートル、幅2メートル、重さ約4トンのL字形の鉄筋コンクリート壁を並べて設置し、海からの高さを11メートルにした。工事は9月25日に終わった。
 ただ4月に内閣府有識者会議が示した、東北地方の太平洋沖に位置する日本海溝沿いの巨大地震に伴う津波は、完成した防潮堤を越える恐れがある。東電は10月下旬から、この防潮堤を海抜13~15メートルにかさ上げする工事を始め、23年度までに完成させる。

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