事故3年瀬戸際の福島第一 タンク 緑を駆逐 

 東京電力福島第一原発事故から三年を迎えるのを前に、上空から現場を見た。飛ぶたび、敷地の緑は減って汚れた冷却水(処理水)をためるタンクばかり増えていく。西側の高台に残っていたわずかな森も伐採が進んでいた。(山川剛史)

事故前は野球場やグラウンドも

 事故前は森が広がり、野球場やグラウンドもあった。この三年間で、これらは千基に上るタンクのほか、処理水を除染する装置、除染で出る吸着塔を保管する場所へと姿を変えていた。
 東電は用地は十分あるかのような説明をするが、タンクを置く基礎の形を従来の正方形から六角形に変え、タンクをびっしり置くようにした。円筒形のタンクの形に少し近づくため、一割ほど用地の節約になる。現場の苦心が上空からよく分かった。
 曲がった鉄骨が山積みだった3号機原子炉建屋の上部は、無人重機でかなりきれいになっていた。ただし、放射線量はとても作業員が入れる状況ではない。事故収束への道はまだ遠い。

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