福島・楢葉町 山菜のセシウム汚染は今(2020年春)

 福島県楢葉町では避難指示が解除されて5年近くがたち、東京電力福島第一原発事故前の約半分の約4000人まで居住人口が戻った。そんな同町の山菜に含まれる放射性セシウムはどうなのか。4回目の定点調査を実施した。
 例年なら根本信夫さん(82)夫妻と美しい新緑をながめ、町での暮らしぷりなどを聞きながら採取するところ。だが、今年は新型コロナウイルスの問題があり、一人ぽっちでの調査となった。
 相変わらすコシアブラは食品基準(100ベクレル/キログラム)を大きく超え、ゼンマイはあく抜きを適切にしないと基準値を超える。元農地で採れたワラビやタラの芽は安定的に基準を大きく下回るようになってきた。
 シドキとコゴミは検出下限値を下げるため、それぞれ2日以上かけて測定したが、いすれも不検出。測定器のグラフ(スペクトル)を見ても全く反応は見えす、セシウムは含まれていなさそうだった。(山川剛史)

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