排気筒解体は終了 その後に立ちはだかる難題 福島第一原発

 東京電力福島第一原発で昨年夏から続けられてきた1 、2号機排気筒の上部解体作業は5月1 日、数多くのトラブルを乗り越え、全ての作業が終わった。傷みの激しい排気筒の倒壊リスクは大幅に減った。
 ただし、排気筒から1 、2号機の各原子炉建屋につながる配管は9年前、原子炉内の圧力を下げるベント(排気)により高濃度に汚染された。
 現在、雨水が建屋地下の汚染水量を増やさないよう、建屋の防水工事が進行中。だが、1 、2号機間にある建屋では、汚染配管が工事の妨げになっている。東電は、早ければ年末から配管の撒去工事に入る予定だが、配管のどこが、どれくらい汚染されているのか調査は始まったばかり。調査結果によって工法が大きく異なる可能性もある。(山川剛史)

高さが半分になった1、2号機排気筒
1、2号機間にある関連建屋は損傷し、多くのがれきが残ったまま。損傷部から雨水が流入しているとみられる
排気筒下部には高濃度の汚染水がたまっている

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