#気候も危機 広がる訴えSNSでデジタルマーチ

 地球温暖化対策の強化を世界中で訴える2019年からの活動「グローバル気候マーチ」が4月24日にあった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、インターネットを舞台にした「デジタル気候マーチ」として開催。参加者はツイッターなどで一斉に思いを発信した。
(福岡範行)

FFFメンバーがテレビ会議方式で集まったデジタル気候マーチ全国中継(FFF京都提供)

2時間で7000件超の投稿

 「子どもたちの未来を守りたい」「美しい地球を守ろう」。開始時間の午後5時。共通のハッシュタグ(検索目印)「#気候も危機」を付けた投稿が、会員制交流サイト(SNS)のツイッターやインスタグラムにあふれた。投稿は2時間で7000件を超えた。
 マーチの中心を担った若者グループ「Fridays For Future(未来のための金曜日、FFF)」は、九州地方のメンバーが1週間前から知人らに声をかけ、プラカード写真約250枚を集めた。東京では参加者の写真でモザイクアートを作成。全国のメンバー約60人によるテレビ会議のネット中継は300人以上が視聴した。
 「#気候も危機」の一斉発信に「こういうのは気になる」と反応する人も。全国共通企画を担ったFFF那須、仙台の益子実香さん(20)は「普段、活動を見てもらっていない人にも届いた」と手応えをつかんだ。




 4月の開催は今年1月ごろから予定。新型コロナの流行で延期も検討したが、「気候変動も今、対策しないといけない」と決行した。
 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出を減らさないと、豪雨や干ばつの被害が深刻化すると報告。世界の排出量を2030年に10年比約45%削減し、50年前後に実質ゼロにする必要があるとする。
 だが、世界有数の排出国の日本は、政府が3月、30年度の削減目標を当面、13年度比26%減に据え置いた。FFFメンバーは「対策強化の意思が見えない」と危機感を強めていた。
 デジタル気候マーチの準備期間は約3週間。前日まで電話やテレビ会議で全国の仲間たちと検討を重ねた。FFF京都の清間笑奈(えみな)さん(23)は「他の地域の活動をよく知らずにいたけれど、今回でつながりは強まった」と振り返る。
 デモ行進のマーチと比べ、参加者同士の会話が少ない課題も浮かんだ。批判的な投稿も一部あり、益子さんは「私たちの主張をうまく伝えるのは難しかった。おうち時間で気候変動を学ぶこととか、できることを試行錯誤したい」と次を見据えた。



気候マーチ参加者の写真122枚で作ったモザイクアート(FFF東京提供)




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#GlobalClimateStrike 今日は @fridaysforfuture が #オンライン気候マーチ を開催! . めちゃくちゃ本当に恥ずかしいというか 今まで何度もやろうとしたけど勇気が出なくて でも多くの国で発言の自由がなかったり、 様々な理由で表現できない人もいるから 行動できる自分がしないと!って思った  私が環境のためにしていることなんて 本当に小さいことだけど 決して無駄なことじゃないと信じてる   そして美しく自然あふれる地球が 大切な人たちや、未来の子供たちを、 たくさんの幸せで満たせますように  . @mymizu.co さん いつもステキな情報ありがとうございます  アプリ使わせていただいています! そして 清さん @kiyoshi0310k おゆきさん @oyuki_416 勇気をくださりありがとうございます  これからも応援しています。 またいつかぜひ会いましょう! #ClimateStrikeOnline #気候も危機 #FridaysForFuture #StayAtHome

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九州地方のFFFメンバーが集めた参加者たちの写真。約250枚を1枚にまとめた(FFF福岡のフェイスブックより)

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