<新型コロナ>大飯3号機の定検入り延期 関電、感染拡大懸念で

 関西電力は5月1日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、5月8日を予定していた大飯原発3号機(福井県おおい町)の定期検査入りを2~3カ月ほど延期すると明らかにした。多くの作業員の出入りによる感染リスクを懸念する地元の声や、国の緊急事態宣言の期限が延長される見通しとなったことを踏まえた。
 関電によると、大飯原発の作業員は約1800人で、定検中はさらに県内外から約1800人が加わる。同社原子力事業本部の水田仁本部長代理が福井県庁で野路博之安全環境部長に延期を報告。野路氏は「地元の不安の低減につながる」と評価した。ただ法律の規定により、3号機は遅くとも8月下旬までに定検に入る必要がある。
 夏場の電力需給について水田氏は、他の原発や火力、水力発電などで賄えるとの見通しを示し「大きな影響はないだろう」とした。
 大飯原発の文能一成所長も、おおい町役場で中塚寛町長と面会、中塚氏は「決定は尊重するが、感染対策の強化を引き続き求める」と述べた。(共同)

関西電力大飯原発。右から3機目が3号機=福井県おおい町で、本社ヘリ「まなづる」から

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