20代作業員が内部被ばく マスク変形が原因か

 東京電力福島第一原発では13日、下請け企業の20代男性作業員が内部被ばくした。男性は、液体の放射性物質を一時保管する建屋で作業。顔全体を覆う全面マスクをしていたが、排気弁の変形が確認された。息を吐く際に外側に弁が開いたままになっており、放射性物質の吸い込みにつながったとみられる。
 東電は、内部被ばく線量を今後50年間で最大0.38ミリシーベルト評価。健康への影響はないとしている。同型マスクの使用を中止し、調査で約740個のうち18個で同様の変形が見つかり、回収した。他の作業員への放射能汚染は確認されていないという。
 新型コロナウイルスを巡る緊急事態宣言の対象が全国に広がったが、東電は事故収束作業を縮小せずに、継続するとしている。

全面マスク・排気弁イメージ図(東電提供)

2020年4月23日の東電会見での配布資料

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