水郷 湖沼や川にたまる放射性セシウム 5回目の独自調査

 東京電力福島第一原発の発生から9年近く。本紙は茨城県の霞ケ浦や牛久沼、千葉県の手賀沼、印旛沼などで、5回目の放射能汚染調査を実施した。
 湖沼は流れが少ない。昨年までの柱状に採取した試料(コアサンプル)のデータと比べると、放射性セシウムの濃度分布にはほとんど変化がなかった。唯一、印旛沼から東京湾に注ぐ花見川の城橋では、昨年の台風の影響か、1キログラム当たり700ベクレル弱の泥の層が10センチほどなくなっていた。
 半減期が2年の放射性セシウム134は事故当初の約20分の1まで減り、この後は半減期が30年の放射性セシウム137が堆積物中の放射能のほとんどを占める。濃度低下は、100年かけて10分の1と非常にゆっくりとなる。(山川剛史、渡辺聖子)

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