1号機炉内調査は20年度以降に

 東京電力は1月30日、福島第一原発1号機で2019年度後半に予定していた原子炉格納容器の内部調査の開始を、20年度以降に遅らせると発表した。
 格納容器内への調査ロボット投入口の穴開け作業が、昨年6月に現場で放射性物質の濃度が一時上昇したため中断。工法の見直しに時間がかかった。格納容器の扉に超高圧の水を吹きかけ、直径約20センチの投入口を開ける作業を2月3日に再開した。
 また、3号機原子炉内で溶け落ちた核燃料(デブリ)を冷やす注水を、2月3~5日の約48時間試験的に停止。事故から9年でデブリの発熱量は大きく下がっているとみられ、試験中の圧力容器底部の温度上昇は最大でも7.3度にとどまると推定している。

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