排気筒解体の完了は20年5月上旬以降、東電が計画見直し

 東京電力は12月16日、福島第一原発1、2号機で進めている排気筒の解体作業の完了時期を、当初予定より1カ月以上遅らせて2020年5月上旬ごろとすると発表した。無線で操作する切断装置のトラブルが多発して作業がたびたび中断したため、20年3月中に終える計画を見直した。

排気筒の解体作業は12月16日夕方に再開。左上の筒頂部に切断装置が設置された(東電のライブカメラより)

 高さ120メートルの排気筒の解体は8月から始まった。筒頂部から2~4メートルずつ23ブロックに分けて切断し、高さを半分にする計画。12月4日に終わった4ブロック目では、切断装置ののこぎりの刃が筒本体の切れ目から抜けなくなり、作業員による人力での切断を余儀なくされた。今後も悪天候やトラブルが続けば、完了時期はさらに遅れる可能性がある。
 東電は16日の原子力規制委員会の会合で、計画見直しを報告。切断装置の切れ目に刃が挟まらないように切断方法を改善することも説明した。同日午後夕には排気筒の5ブロック目の切断に向けて、作業を再開した。18日にも切断装置と筒本体を地上につり下ろす予定。

関連記事