1、2号機排気筒、4ブロック目解体へ 福島第一原発

 東京電力は11月6日、福島第一原発1、2号機原子炉建屋そばに立つ排気筒の解体作業で、筒本体を支える鉄塔の切断作業を始めた。鉄塔を切るための傘形の解体装置が、筒本体の上部に初めて設置された。
 排気筒の解体作業はこれまでに、頂部から2~3メートルずつ、鉄塔のない3ブロックを切断済み。10月27日に鉄塔を含む4ブロック目に入り、高さ2メートル分の切断を続けている。
 8日までに、傘形の装置で鉄塔の斜材を8カ所切り、いったん装置を地上に下ろした。今後、支柱を切るための仕様に変える。再びつり上げて支柱4本を切り、続けて筒本体を輪切りする。

福島第一原発の排気筒の鉄塔部解体に向け、設置された傘形の切断装置=福島県浪江町から望遠レンズで撮影

切断装置の一部破損、作業延期

 東京電力は11月11日、福島第一原発1、2号機排気筒の解体作業に使う切断装置の一部が破損したと発表した。
 11日午前0時10分ごろ、解体作業の準備中に切断装置をクレーンでつり上げるためのワイヤが装置の出っ張った部分に引っ掛かっていたにもかかわらず、そのまま巻き上げて装置の一部が折れ曲がった。
 作業開始時にはワイヤはたるんだ状態で、見守り役の作業員が巻き上げ時に引っ掛かりに気付き、クレーン操作員に停止するよう伝えたが、間に合わなかった。
 切断装置の機能に影響はないといい、破損部分を修理してから作業を再開する。

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