排気筒解体、2回目の輪切り成功 福島第一原発

 東京電力は9月26日、福島第一原発1、2号機原子炉建屋そばに立つ排気筒(高さ約120メートル)の解体作業で、筒本体を輪切りにする2回目の切断を終え、頂部から2.5メートル分の筒本体を地上に下ろした。(小川慎一)

輪切りされた筒本体が切断装置と一緒につり下ろされた(右上)=9月26日午前7時53分、東電のライブカメラ映像から

2020年3月までの目標は見直し必至

 排気筒解体は筒頂部にクレーンで切断装置を設置し、筒本体を2~4メートルずつ輪切りにしていく。1回目の輪切りは1日で終わる計画が、機器の不具合などが相次ぎ1カ月かかった。東電は2回目の輪切りを12日に再開予定だったが、遠隔操作の切断装置が通信異常で動かず、無線装置を修理。18日に再開した切断も、2日間で終わる計画が26日朝までかかった。
 東電は9月中に4回目の輪切りまで終える予定を立てたが、作業は想定以上に難航。残り20回程度の切断作業が残る上、筒の支柱を切る別の装置はまだ本番で使ったことがなく、トラブルが続くことも予想される。3回目以降の輪切りは10月下旬に予定しており、来年3月までに上半分を解体するという計画の見直しは避けられない。

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