排気筒解体、2回目の輪切りも難航 福島第一原発

 東京電力は9月18日、福島第一原発1、2号機原子炉建屋そばに立つ排気筒(高さ約120メートル)の解体作業を再開した。筒頂部から本体約2.5メートル分の輪切り作業を続けているが、切断装置の不具合もあり作業は難航。台風17号が近づくため、21~23日は作業をせず、24日以降に再開する見通し。

半周ほど切断したものの、中断して地上に下ろされる切断装置。筒身には切れ目が見えている=福島県双葉町から望遠レンズで山川剛史撮影
9月18~20日の動きをまとめた動画(ツイッターと同じものです)

切断装置は故障、台風も警戒 予備機で24日以降に再開

 解体作業は12日に再開を予定したが、クレーンでつり上げた切断装置が通信異常で動かないトラブルがあり、延期。台風15号の影響でクレーン先端に取り付けた無線装置が浸水したことが原因だった。
 不具合を改善して18日に作業を再開。筒の外側に付いているはしごや電線管を切断してから、筒内側で鉄板を溶接でつなぎ合わせた硬い部分の切断にとりかかったものの、想定以上に硬く時間がかかった。切断装置に付いている4枚の回転のこぎりの刃を全て交換した後、19日午後2時ごろから作業を再開し、20日午後4時前まで輪切りを続けたが、半周分しか切れなかった。
 東電によると、20日の作業では、四つある回転のこぎりの一つと、切断装置を筒本体に固定させる装置の一部が故障した。予備機を使って、24日以降に作業を再開する予定だという。

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